MCR工法
MCR工法(モルタル・コンクリート・リベットバック)とは
タイルにも裏足がある様に躯体側にも裏足を設け挙動を拘束し、ズレを生じさせない事、浮きを防止する事を特徴とする工法です。
施工システム
-
MCRシートセットと
外型枠の建込み -
コンクリート型枠の
脱型&養生 -
モルタル&タイル張施工
MCR工法の特長
-
高品質なコンクリート
・脱着後のシート養生で、湿潤効果大
・シートでベニア糖分を遮断
・凝結時の養生により高品質へ
・脱型後のシート養生で、躯体の汚れを防止
・剥離剤不要
・表面ヒビ割減少
・丸型アリ足はどんな方向への挙動にも拘束 -
安定したモルタルとの接着力
・モルタルの浮きを物理的かみ合いで防止
・接着界面面積が増大
・均一な躯体表面が打ち上がり、安定した接着へ
・薄塗りも補習も深さ3m/m近いアリ足効果で安心
・高強度コンクリートにはムラなく確実に効果発揮
・接着力は、従来よりバラツキが解消し安定
・圧縮ひずみの力効果が大きい -
低コストで高い安全
・型枠へのタッカー止めと廃材処理がUP
・ベニアケレンや清掃が容易になる
・型枠のイタミが軽く転用回数が増える
・アリ足効果で品質のムラが少ない
・難燃タイプで溶接焼けにも安心
・剥離剤不要で1工程カット -
浮き防止の効果確認
-
【MCR工法】
浮きが殆ど発生していない -
【合板型枠】
浮きが日ごとに中心部へ発生
-
-
圧縮ひずみの効果確認
-
【MCR工法】
コンクリートモルタルが
一体化で斜めに破壊 -
【合板型枠】
コンクリートモルタルが
躯体と界面剥離
-
施工手順と注意点
-
1.準備・道具
-
シートを準備する
両耳付きタイプ
寸法:600mm×42m
(2巻)
特徴:コンクリート漏れ防止に最適 -
道具
マックス(株)
ハンマータッカーとステープルを文房具店にて購入
-
-
2.シートの取り付け
-
納入
1セット50平方メートル単位
大変カサがはる為、置き場を確保(室内) -
シートの貼り付け
ラインに沿って折り曲げ300ミリピッチのサイド目印と
正面を浮き上がらぬ程度にタッカーで止める
-
-
3.建て込み
-
目地棒取付
目地棒の下側はシートの空気を潰して取り付けるとよい
※出入隅も同じ -
型枠建て込み
セパ穴の位置を確認の上、事前に穴明けをすること -
配筋
シートの破損に注意
建て込み後に破損した場合は、応急処置としてガムテープを張り付ける
-
-
4.コンクリート打設と脱型
-
コンクリート打設
バイブレーターによるシート破損を防ぐ -
打設完了
シートを型枠の上まで余分に出す -
型枠脱型
両耳付きタイプは両サイドに耳付きがはみ出た脱型状態となる
汚れ防止のために下地作成まで養生をしておく
-
-
5.シートの除去
-
シートの除去
コンクリートのくい込みの無いことを確認する -
シート除去完了
シート廃材処理に注意 -
下地・モルタル施工
凹部にモルタルが十分充てんする様にコテ圧をよく加える
-
応用事例
施工実績一覧
目荒らし工法(MCR・超高圧洗浄)施工実績一覧になります。(PDFデータ)
目荒らし工法(MCR・超高圧洗浄)施工実績一覧