- タイル職人という生業
- この仕事を選んだのは、父がタイル職人だったから・・・といっても、最初は塗装業に就いたのですが、シンナーが体質的にダメだったみたいで、18歳から今の仕事をはじめました。父親がタイルをやってなかったら?タイル屋になる方法もわからないし、ほかの仕事をやっていたでしょうね。
- やりがいのある職業
- タイルは、建物が完成したあとからでも目に見える材料。当然責任もありますけど、充実感や達成感は、ほかの仕事よりも大きいと思います。だから大きな現場になればなるほど「やってやろう」という気持ちになりますし、頑張れば頑張っただけ見返りを得ることができるので、やりがい・頑張りがいがある仕事だと思っています。
- 仕事でのこだわり
- 他人が、ではなく「自分が納得できる仕事」をしたいと思っています。仕上がりもビシーッと揃えて施工しようと思いますし、浮きや不陸も起こらないように気をつけています。とにかくクレームが絶対に発生しないようにすることです。それにいつでも「向上心」も忘れないように心がけています。
- 仲間
- 仕事をするときには、何よりも「コミュニケーション」や「仲間」が大切です。誰からでも・・・仕事仲間だけではなく、元請の所長や担当者からでも気軽に話しかけられるように、人との接し方には気をつけています。仲間と協力は大事です。協力しあって効率よく作業することで、人数分以上の成果を上げることができますから。「みんなの和・輪・環」で頑張っています。
- スポーツ好き
- もともとスポーツ好きで、中学・高校時代は野球をやっていました。もっとも高校ではレベルが高すぎてすぐに辞めてしまいましたけど(笑)。会社関連の草野球にも出ていましたよ!
ポジションはずっとキャッチャーだったので、テレビを観ていてもバッターへの配球とかは気になりますね。 最近では高校生の息子が剣道に入れ込んでいるのに影響されて、私も防具・竹刀一式を購入して、近くの道場にときどき通っています。まだ始めたばかりですが、なかなか面白いですよ。
- 将来について
- 日本陶業は仕事が安定していることが一番ありがたいです。やはり収入は大事ですからね。あと相談をしやすい雰囲気がありますし、実際に我々の話をいろいろとよく聞いてくれます。親方だけでなく、子方にも話しかけてくれるのは嬉しいです。そのほかにも、安全面にも気をつけてくれていることが伝わってきて、我々職人を大事にしてくれていることが伝わってきます。
お気に入りの道具
『押し切り』
シャーーーーーッとしてコンッ!
綺麗に切れたときの快感はたまりません。
思い出の現場
『東京競馬場(府中市)』
やはり「東京競馬場(府中市)」ですね。大面積の客溜りの床をパターン張りで仕上げました。大きな現場なので多数の施工班が入っていたのですが、職人さんの動きや材料の配分などでお互いに協力しながら作業を進めて、何とか工期通りに終わらせることができました。あと大版タイルで壁を仕上げる作業もあって、施工技術の勉強にもなりました。