No.47 焼津某マンション
『大規模修繕計画、落ちないタイル工法を選択』
『大規模修繕計画、落ちないタイル工法を選択』
どんなR壁面でも落としません
当現場は、低層部及びエントランスホール廻りに、二丁掛山型タイルを縦張りで仕上げた高級感に溢れるマンションです。
実はこの低層部の外壁タイルの一部に浮きが生じた為、
マンションの大規模修繕工事に際して、応急処置として落下の恐れのあるタイルを除去し、カチオン等で補修をしておりました。
ところが大規模修繕工事を前に、改めて管理組合で改修方法を検討していた処、組合員の方より弊社ホームページをご覧頂き、
「落ちないタイル工法があるよ」とNEWカーニバル工法の推奨をして頂き、設計事務所及び管理組合にて慎重に検討をされました。
当乾式工法は、「マンションの付加価値の向上」にも寄与すると共に、
安全性にも信頼のおける工法として評価を頂きまして、乾式・NEWカーニバル工法による修繕工事が採用となりました。
施工に当っては、準備段階として現地での現状調査を入念に行い、極力既存の外装デザインを踏襲するタイル納まりや色調の提案を致しました。
また、復元をテーマとして、施工の手順などを管理組合に事前に明示し、ご理解を頂きました。
例えば出隅部の厳しい曲面施工では、下地横レールを細かく割付け、切込みを入れた入念な施工をし、また、マグサ部の縦張り役物タイルも接着加工品ですが、タイル裏面にステンレス線を取付け、二重の安全策を採用しました。
さらに乾式施工でのタイル取付後、従来の仕上がりと同様に目地を詰めて、依然と全く同じ雰囲気に再現を致しました。
改修工事中は、住民の皆様に極力ご迷惑をお掛けしない様、騒音やホコリ等の抑制に配慮し、また一般の通行する方々への安全面を配慮した施工を心掛けました。
一階の花壇部は既存タイルが残っておりますが、施工完了後の仕上がりの雰囲気は、修繕した部位との調和が上手く取れており、ほっと
胸を撫で下ろしました。
- 設計:AD同人一級建築士事務所
- 施工:㈱望月塗工
- タイル施工:㈱日本陶業
- タイル:せっ器質二丁掛無釉山型タイル メーカー陶栄㈱
- 工法:NEWカーニバル工法・縦芋張りパターン
- RC下地直付けレール施工(下地金物SUS304) 目地詰め有り
- 営業担当:岩崎正徳 工事担当:森下宏和 職長:伊藤一徳