No.27 アメリカン・スクール・イン・ジャパン
『下地はアスロック、タイルは大形化、施工は乾式カーニバル工法』
『下地はアスロック、タイルは大形化、施工は乾式カーニバル工法』
![](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_01.jpg)
多様性を持って対応できるカーニバル工法―
「近年、外壁にタイルを採用されていない建物が目立ちます。今回もタイルは、脇役になってしまった感覚を持たされます。現場に一歩足を踏み入れると、上階の遠目には、模様付きのパンチングメタルが面白く取り付けられている。一階の目立つ目線には、ガラスブロックに、所々にカラーブロックを配しセンスよく明るく見える。さらに他の校舎と隣接する面には、大判のパネルをRC壁に乾式工法で取付けている。そして室内のロビーには、乾式施工で大形タイルを一面、豪華に仕上げている。実にこの建物は、多種多様な材料が意匠的に生かして用いられています。
どれをとってもこれらの仕上げにはコストをかけている事が分かります。しかし最近は、S造でパネル下地も多くなってきている事も確かです。工期や技能者不足の中、コストのかけ方、設計者の見せ所などなど、どうリクエストに答えて提案していくべきか、と考えさせられる現場でした。」
(㈱日本陶業/担当:白木幹夫 職長:高橋浩之)
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![目の前はガラスブロック](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_03.jpg)
![隠れた壁は乾式パネル](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_04.jpg)
![外壁タイルをホールに](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_05.jpg)
![外壁面の完成](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_06.jpg)
![外壁タイルは入口周辺に](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_07.jpg)
![タイル取付](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_08.jpg)
![アスロック下地へ縦胴縁取付](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_09.jpg)
![カーニバルレールをセット完了](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_10.jpg)
![パンチングメタルの模様](https://nihontogyo.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/ch_27_11.jpg)
建物概要
- 工事名称:アメリカン・スクール・イン・ジャパン フェーズ2改築計画
- 工事場所:東京都調布市野水1-1-1
- 建築主:学校法人 アメリカン・スクール・イン・ジャパン・ファウンデイション
- 設計監理:㈱丹下都市建築設計
- 施工:工新建設㈱
- 工事:㈱日本陶業 担当:白木幹夫 職長:高橋浩之
- タイル:㈱国代耐火工業
形状:295×104×25㎜ フラット面状、一部ブラスト面状